曹洞宗のお経について

お経はお釈迦より脈々と続く、教えや考えをまとめたものです。
日本へは、中国や朝鮮を経由し漢訳されたお経がたくさんもたらされました。また、各宗派独自のお経もあり、例えば、曹洞宗では修証義が広く読まれています。

仏教には「八万四千の教えがある」といわれるように、膨大な数のお経がありますが、ご家庭においては般若心経など、馴染みのあるお経を読むことからはじめてはいかがでしょう。
読むお経の種類や順番に厳密な決まりがあるわけではありませんので、あまりかたく考えずに読経してみてください。特に、修証義などの長いお経は、「今日は1章、明日は2章…」というように1章ずつ読んでもかまいません。

読経の際に木魚や鐘(りん)を鳴らしますが、これも和尚さんと同じようにできなくて当然ですので、最初に鐘を3回鳴らし、読経をされると良いでしょう。
日々の生活の中で、お仏壇に向かい、線香を真っすぐに立て、お経を読む時間をぜひつくってみてください。

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