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坐禅の基本

1.坐禅の基本(準備・基本作法など)

坐禅する場所

僧堂(そうどう)・坐禅堂

禅堂修行道場においては坐禅をする専用の建物があります。それを坐禅堂・禅堂(僧堂)といいます。そもそも僧堂は修行僧が生活するための場所で、「起きて半畳、寝て一畳」という言葉がありますが、一人ひとり決まったスペースが与えられ、坐禅・食事・就寝のすべてをおこないます。

僧堂のない寺院では本堂で坐禅を行なうことが多いです。

一般のご家庭では、坐れるだけのスペースがあればどこでも坐禅できますが、できれば仏間など静かな部屋を使用できればベストです。

 きれいに清掃し、できれば線香や香を焚いて清浄にすると良いでしょう。

坐禅のときの服装

 坐禅の際は、身体をしめつけないゆったりとした服装が好ましいです。特にジーンズやミニスカートなどは坐禅にむきません。一般のジャージや作務衣などが脚を組むときに無理がありません。

 靴下は履かず、裸足で行ってください。足がしめつけられて血行が悪くなります。

 ネックレスなどの貴金属、アクセサリー、腕時計は身につけないようにします。警策をうけるときに邪魔になりますし、なにより修行の際にそのように実を飾る必要はありません。 

坐禅するときの手のかたち

合掌(がっしょう)

 世界の仏教徒に共通の礼拝の作法です。手のひらを隙間の開かないようにピッタリとくっつけて、指先を伸ばします。指先の高さを鼻の位置ぐらいまで上げ、かるく脇を開きます。鼻先から合掌まで握りこぶしひとつ分ぐらい離してください。

叉手(しゃしゅ)

 立っているときや歩くときの手の作法です。左手の親指を握りこみ、そのこぶしを右の手のひらでおおいます。肘をかるく開き、みぞおちのあたりに手をあてます。

 

法界定印(ほっかいじょういん)

法界定印 坐っているときの手の作法で「ほっかいじょういん」といいます。

右のてのひらの上に左の手のひらを乗せて、両手の親指を自然にくっつけます。そのときにできる丸がきれいな卵型になるようにしてください。

手はすわっている脚のつけねに自然に置き、できるだけお腹にくっつけます。 浮かさないようにしましょう。

 

道具など

文殊菩薩(もんじゅぼさつ)

文殊菩薩  僧堂の仏さまです。
僧の姿をした文殊菩薩なので、特に聖僧(しょうそう)さまとお呼びしています。
坐禅会などでもその中心に祀られることがしばしばです。

 

坐蒲(ざふ)

坐蒲 坐禅の際におしりの下にしく、丸いクッションのような形をしたものです。坐蒲でおしりの位置を高くし、両膝を床につけ、3点で身体を支えます。坐蒲は個人の体格により高さや柔らかさを調整すると良いでしょう。

 一般の家庭で坐蒲のない場合は、座布団や適当なクッションで代用してください。

 

警策(きょうさく)

  

警策修行道場や参禅会などで、坐禅の指導などに使われる法具です。

  

坐禅中に居眠りをした場合や、姿勢が悪い人、気の緩みのみられる人をただします。

  

  

坐禅中に警策をうけたい時は、坐ったまま合掌をして待ちます。

曹洞宗では警策で右肩を打ちますが、それは袈裟にあたるのを避けるためです。

鐘(かね)

 

僧堂内での会話は厳禁です。ですから、坐禅の合図はすべて鐘の音で知らされます。坐禅開始の場合は鐘が3回鳴らされます。これを「止静三声」といいます。


坐禅の実践


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