■■ 行事報告 ■■

曹洞宗近畿管区教化センター


平成16年度
曹洞宗
禅をきく会

【神戸会場】
平成17年1月26日(水) 兵庫県民ホール
後援:曹洞宗兵庫県第1宗務所
【大阪会場】
平成17年2月23日(水) 大阪国際会議場
後援:曹洞宗大阪府宗務所 協力:曹洞宗大阪府青年会




 当教化センター恒例の「禅をきく会」が終了いたしましたのでご報告させていただきます。

 本年度も例年と同様に神戸と大阪の2会場で実施。
 神戸会場は平成17年1月26日(水)に兵庫県民ホールにて、そして大阪会場は、平成17年2月23日(水)、大阪国際会議場にて開催しました。

 2会場あわせて500名の方にご参加いただきました。 

1月26日は曹洞宗をお開きになられた道元禅師のお生まれになられた日ですので、一人でも多くの方に曹洞宗禅のおしえや、仏教にふれていただければという思いで企画しています。
また、平日の夜に、ビジネス街を会場に設定し、仕事帰りの方や日頃このような会と縁がない方に気軽に足をお運びいただきたい、とういう狙いがあります。

スーツ姿の方が多かった大阪会場
 今回は、幤 統監による坐禅指導と、ひろさちや先生による講演の2部構成のプログラムとなりました。
 
■坐禅指導・坐禅実践


   (指導)
     近畿管区教化センター統監 幤 道紀 
午後6時半に開会。
まずは幤 道紀統監による坐禅指導を実施しました。曹洞宗で行ているイス坐禅を中心とした内容の指導ですが、一部希望者のみ、畳にて坐禅を組めるスペースを設けました。

7割から8割の参加者が未経験者のようであったので、舞台上のスクリーンを使い足の組み方から手の位置や呼吸の仕方まで指導しました。

会場では例年以上にスーツ姿の方が目立ちましたが、上着を脱ぎリラックスしていただき、身体に余計な力が入らないように坐っていただきました。
指導のあと坐禅実践にうつり、理論だけでなく身体をもって禅を体感していただきました。約15分とうい短時間ではありましたが、会場全体がシーンと静まりかえり、そこはまさに坐禅堂の雰囲気そのもでありました。
特に、大阪会場は曹洞宗大阪府青年会の青年僧侶10名も共に坐り、ドーム型の趣きのある会場とあいまって、よりいっそう空気の張り詰めた心地よい空間となりました。
会場からは「気が散って難しかった」とか「一定の姿勢を保つのが疲れた」という声や「あっという間に時間が過ぎた」などという感想が寄せられました。
この会では短時間しか坐禅をすることが出来ませんでしたので、ぜひこの会を機に坐禅に親しんでいただければと思います。
 


■講演「仏さまのものさし」(講師)ひろさちや 氏

坐禅終了後10分間の休憩をはさみ、ひろさちや先生の講演へ。
ひろ先生はわかりやすく宗教について説かれ、特に仏教については、いかに現代人が生きていくうえで釈尊のおしえを活かしていくかを主題とされお話されています。
著作活動も積極的にされており、本屋の仏教書のコーナーには多数の先生のご著書が並んでいます。
先生の本を読まれて仏教に関心を抱かれた方が、「生」のひろさちや先生のお話を聞きたい、と足を運ばれた方が多かったようです。



先生は、関西のご出身で熱烈な阪神ファンでいらっしゃいます。いわば「ホームグランド」での講演にいつも以上に熱のこもったお話となりました。

日本とインドとの「ウサギとカメの」イソップ童話の解釈の違いなど、ご著書でも紹介されている話をはじめとして先生ご自身の体験談から広がる仏教のお話は、どれも「目からうろこ」な内容で、いかに我々が勝手な価値観やものさしで世の中を見て生活をしているかに気づかされました。

 幸福の方程式のお話では
「世間の幸せの方程式は 『幸福=充足/欲望』である。これではいつまでたっても幸せにならない。欲望は渇愛であって際限がない。『幸福=知足/少欲』 で足るを知る心が大切です」
と幸せになるためのポイントをしめされ、また『諸法実相』という仏教の言葉のお話では
「『なんだっていいものは、なんだっていい!』
仏さまに与えられた物や事柄はそのままのすっかりまるごと受け入れることです」

と、仏さまのものさしで物事を観て生きることを勧められました。

 数々のエピソードが出てきましたが、どれも楽しく会場からは絶えず笑いの声がおこっていました。

ひろ先生には現代人がより幸せに、満たされて生きていくための多くのヒントをいただいたように思います。
来場者からも「大変参考になった」「ナマの先生の声は迫力があってよかった」「あっとう間の講演でした」との声をいただきました。

以上 
平成16年度「禅をきく会」報告