■■ 平成14年度「禅をきく会」(行事報告) ■■

曹洞宗近畿管区教化センター


日  時:平成15年1月26日(日)
会  場:京都産業会館8階・シルクホール
主 催:曹洞宗
協 力:京都曹洞宗青年会・大阪曹洞宗青年

 去る平成15年1月26日(日)、京都産業会館8階・シルクホールにおいて平成14年度「禅をきく会」−わたしの道元さま−を開催しました。
 今回は平成12年の道元禅師ご生誕800年から昨年の750回大遠忌までのしめくくりとともに、節目を終えた曹洞宗の新たな第一歩となる企画です。
 例年は神戸と大阪の2つを会場としていましたが、今回は、道元禅師ゆかりの地・京都で内容・規模ともに充実させ拡大しての開催となりました。
 当日は一般の方々を中心に約500名のご参加をいただき盛大に催すことができました。
 また、昨年行いました公募「わたしの道元さま」の作品展も同時開催し、全国各地よりご応募いただいた360点の個性溢れる芸術作品をご来場の皆様にご覧いただきました。

 


13時に開演すると木版の音とともに舞台の幕が上がり、舞台上に10人の僧が坐禅をしている姿が。ほのかに照らされた照明はまるで夜明け前の僧堂のようです。身動きせずじっとし坐る姿。そして静寂・・・。
 場内が少し緊張した空気に包まれ、来場者はその雰囲気のなか舞台上の様子を見つめます。
 遠くで鳴る梵鐘の余韻とともに、おもむろに幤 統監が話をはじめます。

 まずはじめのプログラムは、イス坐禅指導です。
 坐禅の仕方を、呼吸や姿勢、心がまえなどについて幤 道紀統監より、わかりやすく説明していただき、その後坐禅の実践にうつりました。時間にして約20分間、静かに坐っていただきました。
 会場の制約上、足を組んでの坐禅はできませんでしたが、坐蒲を使う坐禅とは違う、新鮮な印象をお持ちいただけたのではないかと思います。一般的に坐禅は約40分を一区切りとして行いますので、20分といいますとその半分ですが、初めて坐禅をする方も多かったようですので、心をおちつかせて静かにすわる坐禅の雰囲気はあじわっていただけたようです。
 「あっという間でした」という感想や「20分がこんなに長いと思わなかった」という感想など、それぞれ感じ方はいろいろであったようですが、あわただしい日常の中では忘れがちな「大切な時間の過ごし方」を体験していただきました。

イス坐禅の説明

幤 道紀 統監

 
 
 引き続き、講談「道元禅師ご一代記」を鑑賞いただきました。この作品は道元禅師ご生誕800年・750回大遠忌の奉讃の取り組みの1つとして教化センターが企画したものです。講談師 旭堂南鱗さんのご協力により、上演が実現し、現在では全国各地において口演され、好評を博しています。
 道元禅師のご生誕から入宋、そして日本に戻られおしえを広めてお亡くなりになるまでのご生涯が、詳しくかつドラマチックに描かれたこの作品は、旭堂南鱗さんの気迫のこもった語りにさらに迫力を増し場内は語りの世界に引き込まれていきました。
 講談を初めてご覧になる方も多かったようですが、生の講談のパワーを堪能していただくことができました。


 

講談師 旭堂南鱗さん


 
 休憩をはさみ、公募「わたしの道元さま」の表彰式をおこないました。これは昨年11月より「道元さまに対するイメージや想いを自由に表現」した芸術作品を広く一般に募集し、道元禅師への関心を深めていただくことや、道元禅師を知っていただくきっかけとなるれば、と実施したものです。 (⇒要項参照)
 当初は、作品が集まるのかという不安もありましたが、嬉しいことに、北は北海道、南は九州まで全国各地の皆様より360点もの作品をお寄せいただくことができました。
 「禅をきく会」では、昨年12月25日に行った審査会の結果、360点の作品の中から大賞に選ばれた高木政史さん(東京都港区)へ、幤 統監より表彰状と副賞を授与されました。
 

大賞受賞作品

表彰を受ける高木さん

表彰式後のインタビューで高木さんは
「道元禅師について詳しく知らなかったので図書館などで調べてイメージを膨らせました。しかし、正直なところ教えは難しくて良くわからなかった。ですから、感じたままに描きました。」と作品製作について話されました。

 スクリーンに映し出された色鮮やかであたたかい高木さんの作品に、場内からは拍手が沸き起こっていました。
詳細については公募結果のページをご覧下さい。 ⇒公募結果


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