曹洞宗近畿管区教化センター
| 平成15年度 |
| 暁天講座 〜素のこころ〜 |
| (曹洞宗近畿管区教化センター主催) |
| 日時:平成15年7月27日(日) |
| 場所:京都国際ホテル |
| 本年度の「暁天講座」を7月27日(日)、京都国際ホテルにて開催しました。 早朝にも関わらずたくさんの方に足をお運びいただきました。 まず幤 道紀 統監の指導により、坐禅体験をおこないました。半数近くの方が初めての参加ということでしたので、坐禅実践のしおりを参照しながら説明をおこないました。 ホテルが会場のため、実際に足を組んで坐ることはできませんのでイス坐禅を体験いただきました。呼吸や心構えなどは普通の坐禅とまったく同じですから、今回の体験は実際の坐禅の時にも役立つものです。 指導の後、約30分間静かに坐り、イス坐禅でさわやかな朝を体感していただきました。イス坐禅はまだまだ一般的に知られていませんが、現代の生活でも取り入れやすく、また足腰の弱った方にも実践していただける坐禅の新しいスタイルですので、ぜひご家庭や職場でもおこなっていただければと思います。 |
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| 指導を受ける参加者 | 幤 道紀 統監 |
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| 坐禅体験の様子 |
食事の様子 |
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引きつつづき、会場を移して朝食。
「雲水の朝粥体験」と題し、修行道場での朝食とほぼ同じものを、応量器という食器を使い食べていただきました。 実際の雲水の食事作法に準じる形で進行しました。さまざまな約束事とたくさんのお経や偈文があり、初めての参加者には堅苦しく感じた方もいらっしゃったもしれませんが、食事に真正面に向き合う事で、新しい発見をされた方も多かったようです。 けして豪華な献立だとはいえませんが、「こんなにお粥っておいしいんですね!」と素材そのものを生かした調理に感激され、また 日常の食事のありがたさや大切さを再確認にされたようです。 その後、9時から泉 美治先生に『生活にも役立つ坐禅』という演題でご講演いただきました。 泉先生は現在 大阪大学名誉教授で、かつて大阪大学蛋白(たんぱく)質研究所長を務められたほか、宗教にも詳しく、「化学者の説く仏教とその哲学」「宗教と自然科学」などを著しておられます。 まず科学者である先生と禅との出逢いをお話され「嫌々連れていかれた禅会が初めてで、冷やかしに行っている間に禅に魅力を感じるようになった」と当初は禅に対して批判的な想いをもたれていたエピソードを紹介。「新しい原理の発見は、それぞれの科学者が持つ「哲学」を表現とする事が本来の基礎研究である」とおっしゃり「わたしは仏教思想をそのよりどころとしていました。」と述べられました。また「新しい発見の瞬間は、悟りの瞬間とちかいものではないか」と先生の持論を展開されました。 先生は科学者の立場から新しい観点で禅や仏教をお話いただきました。 |
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| 泉 美治 先生 | 協力:京都曹洞宗青年会 |