■■ 行事報告 ■■

曹洞宗近畿管区教化センター


平成16年度
曹洞宗婦人会
近畿管区研修会

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 第二日目は8時20分より朝の坐禅と朝のお勤め。
近畿管区教化センターの鈴木顕道 主監より坐禅指導ならびに法話をいただきました。短時間のイス坐禅ではありましたが、背筋をピシッと伸ばし静かに坐ることができました。
その後、朝のお勤めの後、鈴木 主監の法話。「仏教では原因があって結果が生じるという因果の法則という教えがありますが、そこには縁という間接的な要素が大きく関わっています。毎年このようにしてお会いできるのもご縁です。それぞれのご縁を大切に。」と分かりやすい例をあげてお話いただきました。

鈴木顕道 主監

9時からは女優・前園恵子さんの心にしみる語りライブ「説教節 あんじゅ姫とずしおう丸」を上演しました。前園さんは劇団・前進座のベテラン女優で抜群の歌唱力でさまざまな作品でご活躍中です。
この作品はかつて前進座が公演し芸術祭最優秀賞を受賞した作品で、前園さんは語りと、母・玉木、伊勢のこはぎ役を演じておらました。
今回は、その2時間の作品の舞台台本を元に約50分の説教語りとして演じていただきました。
 説教節とは中世の頃より、一般庶民へみほとけの教えを伝え広めるために布教のひとつの方法として語られたものです。みほとけのおしえが庶民にも理解できるようにと、物語にさまざまな仏教のエッセンスが盛り込まれています。
そういった説教節の起源を頭の片隅において話を聞くとより一層理解が深まったように思いました。

 「あんじゅとずしおう」の話は幼少の頃より耳にし、また森鴎外の「山椒太夫」などでよく知られている作品ですが、前園さんの生の声、しかも美しく伸びのある声で語られるお話に、目前に物語の情景がうかび、皆一気に物語の中へ入り込み新鮮な感動が湧き上がってきます。カチカチと鳴らされる拍子木と鈴のきれいな音色が素朴な音ですが不思議と聴くものの心に響き、物語を盛り上げます。あんじゅとずしおうの姉弟の愛、親子の絆、そして地蔵菩薩の不思議なお力添え・・・。今回あらためてお話を味あわせていただき、物語に込められた深いテーマに気づくことができたように思います。場内には前園さんの心にしみる語りに涙を流す姿も見受けられました。

 後半は前園さんの舞台にかける想いや舞台女優として歩まれてきた半生についてお話いただきました。節目、節目に病気や事故といった転機を迎えてきたという前園さん。しかしそのたびに女優を続ける方向へ道は続いてきたそうです。自分を信じ、そして女優として自身を磨き続け苦難を乗り越えられた前園さんの内に秘める情熱を強く感じさせられました。 

熱演される前園恵子 さん
 
SVA・佐藤麻弥さん
講義終了後、シャンティ国際ボランティア会(SVA)の佐藤麻弥さんのお話をいただきました。 今回もSVAさんには会場にてラオスの女性支援のためのグッズ販売ブースを設置していただき参加者はそれぞれにお気に入りのグッズを購入していました。
彩り鮮やかなパッチワークや幾何学的な模様が巧くデザインされた服やポーチなど、どれも可愛らしくあたたかいものばかりで、皆さん迷っておられました。
佐藤さんは絵本を届ける運動について、現地の様子をスライドを使って説明し、子どもたちが目を輝かせながら本に夢中になる姿を報告くださいました。
近畿婦人会では今回のきゃら募金の一部を「絵本を届ける運動」協力資金にして、各宗務所婦人会で取り組むことを決定しました。
今後ともできるかぎり、SVAの活動に協力していきたいと思います。

黒川秀子 近畿管区代表 そして、閉会式へ。
まず、端坐黙想し、日々の生活や今回の研修会に感謝し心を落ち着けます。

曹洞宗近畿婦人会近畿管区代表の黒川秀子さんから、今回の研修会の感想と担当の滋賀県の皆様へ感謝の言葉がありました。
つづけて本部の取り組み写経への協力と、来年京都で開催される30周年記念大会への参加を「どうぞ京都へおこしやす!」呼びかけられました。

最後に、皆で手をとりあい「あなたとわたし」を歌い心をひとつにして、今回の研修会のフィナーレを迎えました。
来年は第30回記念大会です。より多くの皆様とお会いできることを楽しみにしております。