曹洞宗近畿管区教化センター
| 平成16年度 | ![]() |
| 曹洞宗婦人会 | |
| 近畿管区研修会 | |
| 日時:平成16年6月16日(水)・17日(木) | |
| 会場:琵琶湖グランドホテル(滋賀県大津市雄琴) |
| 平成16年度曹洞宗婦人会近畿管区研修会を、去る平成16年6月16日(水)〜17日(木)の2日間の日程で開催しました。今回は滋賀県宗務所婦人会が担当宗務所として準備をすすめ、会場も湖国・滋賀の琵琶湖を一望できる琵琶湖グランドホテルをお借りしました。 この研修会は近畿の曹洞宗婦人会の交流と学習を目的として年1回開催されています。今回も近畿一円より210名の会員の参加があり、一年ぶりの再会を喜ぶ顔あり、新しくお知り合いになる方ありと大成功のうちにに終えることができました。このように盛大裡に終えることができましたのも関係各位ならびにご協賛いただきました皆様のお力添えの賜物だと、会員一同、厚く御礼申し上げます。 |
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| 今回もほぼ例年通りの日程による研修で3名の講師の方にお話いただきました。 開会式は多数の来賓の臨席のもと、予定通り13時より開会されました。 参加者全員の「衆会」斉唱により幕開けする開会式。歌声がひとつになりホール全体に響きわたります。そして、滋賀県宗務所長 松浦泰俊 老師を導師として開講諷経へ。荘厳な音楽の流れる中、導師様が登壇されます。今回は般若心経のかわりにパーリ語で三帰依文をお唱えし「四弘誓願」を斉唱するという、シンプルな構成の法要をおこないました。献灯献華は4人の滋賀県の会員が担当します。皆さんはじめての経験でしたが、前日、当日午前中とリハーサルを行い、本番では美しく、堂々とお勤めになりました。はじめてこの様子をご覧になった方からは、心を込めて真剣にお供えになる姿に感動したとの声がきかれました。 |
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| 法要を終え、式典へ。 まず、実行委員長の滋賀県宗務所婦人会代表 大倉奎子さんより開会と歓迎の挨拶がありました。大倉さんは滋賀県宗務所婦人会のこれまでの取り組みを簡単に説明され、また、この研修会に向けて20名の理事を中心に準備をしてこられたことにもふれられました。今回、記念品としてアームカバーうを参加者全員にお持ち帰りいただきましたが、これは、滋賀県婦人会がキレ布を再利用して手作りされたものだそうです。手にした皆さんはそのすばらしい出来栄えに感心されていました。一昨年と昨年の研修会に引き続く手作りの記念品。すべて当番宗務所の会員の中から「やろう!」との声があがり実現しています。もちろん今回も同様です。ご準備いただいた皆様の心のぬくもりが伝わってくるあたたかな記念品でした。 引き続き、曹洞宗婦人会副会長の佐曽羅茂子さんから本部を代表して挨拶いただきました。佐曽羅さんは滋賀県婦人会の方で現在は本部でもご活躍中です。地元・滋賀での開催をに祝意を表され、曹洞宗婦人会設立30周年に向けて会員へ協力を呼びかけられました。 引き続き松浦泰俊老師をはじめとする来賓の方々よりご祝辞を頂戴しました。 |
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| 〔左上〕大倉奎子 実行委員長 〔右上〕佐曽羅茂子 副会長 〔下〕松浦 滋賀県所長 | |
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| 講義1は永井智海老師に「与えられた道」と題しお話いただきました。永井老師は5歳の時に福井県観音寺へ入門され、13歳で得度し尼僧の道を歩まれます。また、福井県美浜町にて保育所で勤務され所長もお勤めでした。 永井老師はご自身の尼僧として今まで生きてこられた体験をユーモアを交え、独特の暖かい口調でお話くださいました。「なぜ尼さんになったのか」ということをキーワードに老師の「尼僧として生きること」への心のうつりかわりを率直に語っていただきました。小学生で坊主頭をからかわれたエピソード、尼をやめたいと師匠に反発したことなど、それぞれのお話が老師の実体験だと思うと、そのご苦労とそれに負けず前へ進まれる老師の前向きな姿勢に感銘を受けました。 |
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| 『「できるところまで、できるところまで」と、与えられた道を歩んできたらここまできてました」と今の心境を語られ 「このようにお話させていただけるのも尼僧として生きてきたからこそ。与えられた道を歩んできてほんとに良かった。私はこのツルツル頭が大好きです」との力強い言葉に会場からは大きな拍手がおこっていました。 老師を見習い自分に「与えられた道」を懸命に歩もうと心新たにされて方も多かったのではないでしょうか。 お話の途中で手品を披露していただくなど、笑いあり、涙アリのあっという間の90分間でした。 |
![]() 永井智海 老師 |
![]() 手品も披露していただきました |
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| 講義2はエンパワメントセンターを主宰されている森田ゆり先生に「子ども虐待に私たちができること」と題して120分にわたりご講義いただきました。 先生は長年アメリカで子どもや女性への暴力防止に関する活動に参加され、カリフォルニア大学主任研究員としてその第一線で活躍されました。現在は日本でエンパワメントセンターを設立し、全国各地でDVやセクハラなど各種人権問題についての研修会を開催されています。 |
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| 今回は特に児童虐待にポイントを絞ってお話いただき、テーマが昨今、頻発する深刻な社会的な問題だけに参加者の関心も高く、先生の熱のこもったお話に真剣に耳を傾けていました。 「怒りの仮面の奥に隠された感情に向き合うことが大切」という虐待者への対応のお話は、虐待問題以外の日常シーンにおいても大切したい視点であると感じさせられました。 先生は人間に具わる潜在的な可能性や能力、それぞれの人間のすばらしさを強く肯定され、そのスタンスの延長線上に「エンパワメント」の思想があります。私たち一人ひとりが持つパワーや個性を生き生きと息吹かせることが「エンパワメント」であるそうです。 まさしくそれぞれが価値あるもの、価値のないものなど存在しないというみほとけの教えそのもののような気がしました。 虐待問題の根本的な解決には、虐待者に対するエンパワメントという働きかけが必要であるという、今までにない考え方を得ることができました。 |
![]() 森田ゆり 先生 ![]() |
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| 講義2終了後、各自お部屋にチェックインされた後、夕食タイム。 それぞれのテーブルでお話に花を咲かせられ大盛り上がりの夕食歓談となりました。 夕食中に、きゃら募金も実施され84603円の募金が集まりました。 食事を終えた後、ホテル館内の温泉に入られるなど思い思いの交流の時間を過ごし研修第一日目を終えました。 |
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| 夕食会の様子 | 司会の齊藤さん(左)と北野さん |