■■ 行事報告 ■■

曹洞宗近畿管区教化センター


平成15年度
曹洞宗婦人会
近畿管区研修会
日時:平成15年6月19日(木)・20日(金)
会場:時を奏でるホテル(兵庫県出石町)
 
 去る平成15年6月19日(木)・20日(金)、兵庫県出石町の「時を奏でるホテル」におきまして、本年度婦人会近畿管区研修会を開催しました。近畿各地の会員が集うこの研修会は年に一回開催され、今回で28回目を迎えました。今年は例年より多い210名のご参加をいただき盛大に開催する事ができました。
 当日は関西地方への台風6号の接近が報じられており天候が心配されましたが、あいにくの雨模様ではあったものの台風の大きな影響も無く、無事会員の来場をむかえる事ができ実行委員一同ほっと胸をなでおろしていました。
 本年は兵庫県第2宗務所が当番宗務所として、役員の皆様を中心に約半年前から会場の選定や講師の手配、記念品の準備などを行うなど研修会の運営にご尽力いただきました。

 早朝より各地を出発されて来られた方が多いようで、12時半の開場を待ちわびる会員が次第に増え、にわかにホテルは盛り上がりと活気にあふれてきました。 1時の開会前にはにはすっかり会場は満席になり、予定どおり開会式が始まりました。

会場の照明が落とされ、舞台上に浮かび上がる三尊佛。それまで、ざわついていた会場はにわかに静まり返り、開会セレモニーへ参加者の心が一つになります。
 厳かに全員で「衆会」を斉唱します。「衆会」に続き「四弘誓願」の斉唱。ステージ横に設置された大型スクリーンに映し出される歌詞の意味をかみしめながら、手を合わせ歌います。
 ひきつづき仏祖諷経。導師は当番宗務所である兵庫県第2宗務所長 宇治田透玄 老師にお勤めいただきました。
 導師入堂に続き、当番宗務所の4名による献灯献花。めったにない大舞台での法要ですので、役にあたった4人はすこし緊張されていたようですが、リハーサルでの猛特訓(?)の成果でしょうか、しっかりとした落ち着いた足の運びで美しく献灯献花をつとめられました。
法要に引き続いて式典の部へ。
 今回は兵庫県第2宗務所の各教区長老師はじめとして、婦人会本部副会長 佐曽羅茂子さんら多数の来賓のご臨席をたまわりました。
 まず実行委員長の西来葉子さんが「ようこそ出石の地へ」と歓迎の意を表され「この静かな出石の地で皆様の交流を深めてください」と開会の挨拶を述べられました。
 また、来賓を代表して婦人会本部副会長の佐曽羅茂子さんより「2日間が有意義な研修会となりますように。また、ともに婦人会活動を盛り上げてまいりましょう」とのご祝辞を頂戴しました。佐曽羅さんは滋賀県の婦人会会員で、これまでの近畿の研修会においてもご活躍でありました。地元、近畿から選出され本部でもご活躍の副会長の言葉に一同大きな拍手を送っていました。

  今年も昨年に引き続き、歌をたくさんとりいれた開会セレモニーを行いました。参加者の評判も上々で、「厳かな雰囲気でよかった」というような声が多く聞かれました。
 研修会のオープニングでありますので、来年も工夫をこらして皆が参加できるようなスタイルで行いたいと考えています。

献灯献花の様子

西来葉子さん
佐曽羅茂子さん 宇治田透玄 兵庫県第2宗務所長


 講義1は小倉玄照 老師(岡山県 成興寺住職)によります講演で、テーマは『勧善懲悪のしつけを見なおす〜貪瞋痴を否定していないか?〜』です。
 小倉老師はお寺で保育園をされており、また「食と禅」「永平寺の四季」など数々の著書も著されるなど、宗門の第一線で布教教化活動をなされている方です。
 歯切れのある大きな声と、ときおり発せられる方言に聴衆の心はなごみ、とてもききやすく分かりやすいお話を聞くことができました。
 小倉老師はご自身の保育園での事や経験をまじえ「貪瞋痴は人が生きていくうえでのパワーの源になっている面もある」とし、「特に幼年期の子供にそれらを否定する教育をするのは良くない」と述べられました。「貪瞋痴」を単に悪いことと決めつけず、それらを大切にしながら、同時に自分を見つめ反省し生きていく事の重要性をお話しいただきました。
 参加者もこの言葉に「貪瞋痴」を生きる力にかえ、その場、その時を一生懸命に生きるという、今までにない新しい視点をもたれたのではないかと思います。
小倉玄照 老師 →

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