■■ 行事報告 ■■

曹洞宗近畿管区教化センター



「天平の甍」
御礼ならびに出演報告



 このたび、京都・祇園甲部歌舞練場にて6月4日(金)〜9日(水)の日程で前進座による「天平の甍」(原作・井上靖)が上演されました。
この作品はかつて前進座がロングラン公演をしたものですが、今回、鑑真和上来日1250年・日中平和友好条約締結25周年を記念して再上演されることとなりました。
 想像を絶するほどの苦難と戦い、命をかけて海をわたられた鑑真和上とそのお弟子たちの熱いドラマ。 「すぐれた仏法を日本へ」と情熱を燃やす若き日本の留学僧と、強い決意を旨に幾多の苦難をのりこえ海を渡る鑑真和上の姿が壮大なスケールで描かれた作品です。

今回の上演に際して、当方でもチケット受付窓口を設け、多数の方にご覧いただくことができました。
足をお運びくださいました皆様に厚く御礼申し上げます。


また、前進座からの依頼を受け京都曹洞宗青年会の青年僧侶が舞台にエキストラ出演しました。
鑑真和上が幾多の苦難を乗り越えようやく日本へたどり着き、奈良の東大寺へと到着するシーンの、和上に同行した中国僧侶役を担当しました。
もちろん台詞のないエキストラ役ではありますが、メーキャップして舞台へむかうとその独特の雰囲気と役者の皆様の熱気に圧倒されそうになりましたが、一生懸命に役になりきるよう努めました。

舞台に出演するという、貴重な機会を与えていただきました前進座の皆様に感謝申し上げます。
■あらすじ                   ⇒詳細は前進座ホームページ
天平勝宝6年(754年)の早春、唐の名僧鑑真一行は、数次におよぶ渡航のすえ、日本に到着、奈良の都に入った。古代文化史に特筆すべき出来事だった。『天平の甍』は、そのかげに秘められた、5人の若い留学僧のそれぞれがたどる数奇な運命のものがたりである。
海上交通はすべて風次第だったころ。遣唐使の行き帰りはしばしば漂流にまかせる他なかった。若い僧たちは、大陸のすぐれた仏法を日本に請来しようと青春の情熱をもやし、生命をかける覚悟で船に乗り込んだ。
鑑真に会い、「法のためなら自ら日本に渡る」と言われた栄叡と普照の驚きと喜び。だが鑑真の出国を妨げる役人の手で栄叡は入牢、やがて病死する。普照は、くじける心とたたかいながら、あいつぐ苦難で失明した鑑真とともに日本へ・・・・。