■■ 行事報告 ■■

曹洞宗近畿管区教化センター


特別企画
歌舞伎『道元の月』観劇と
道元禅師ゆかりの建仁寺ご参拝
日時:平成15年10月18日(金)・19日(土)
会場:京都・南座
臨済宗建仁寺派 大本山建仁寺
 
  去る平成15年10月18日(土)・19日(日)の両日、当教化センターの特別企画として、『歌舞伎「道元の月」観劇と道元禅師ゆかりの建仁寺ご参拝』を開催しました。
 この企画は、歌舞伎観劇にあわせてゆかりの地を訪ね、道元さまの遺徳を偲ぶとともに、京都と道元禅師の深いつながりを知っていただければ、と企画したものです。特に今回は南座の近隣にある臨済宗大本山建仁寺様にご協力いただき開催が実現しました。
 当初各50名の予定で参加者を募っておりましたが、それを上回るご応募をいただき、最終的に両日合わせて200名のご参加となりました。
 当日は晴天に恵まれ建仁寺参拝もすがすがしい気持ちでご参りいただくことが出来ました。



南座を出発し徒歩で建仁寺へ。
そして、建仁寺の方丈にて鈴木顕道 主監より道元禅師のご生涯についてお話を頂きました。
「道元禅師は京都でお生まれになり、京都でお亡くなりになられました。京都での修行された期間も長く、まさしく道元禅師は京都の人です。」と京都が道元禅師のゆかりの地であることを強調し、建仁寺とのご縁にについてもお話されました。

 道元禅師は比叡山の次に三井寺の公胤僧正のもとへ行かれ、その後建仁寺へ入られました。そして建仁寺の明全和尚とともに中国へ渡られます。
明全さまは中国で亡くなられ、道元禅師は悟りをひらかれた後、その遺骨を抱いて建仁寺に戻られます。建仁寺にて「普勧坐禅儀」を著されたともいわれており、まさに建仁寺は道元禅師のゆかりの寺です。

 鈴木主監に引き続き、建仁寺さまよりお話を頂戴しました。
 「建仁寺は臨済宗の建仁寺派の大本山で、日本最古の禅宗本山寺院です」とその歴史について話され、あわせて簡単な境内の説明がありました。建仁寺を開かれた栄西禅師についてもわかりやすいお話を頂きました。
「世間ではエイサイと呼ばれますが、正確にはヨウサイと読みます。中国から茶種を持ち帰り、お茶の栽培を奨励され茶祖としても知られます。」

  




お話の後は、境内を参拝し、方丈に引き続き法堂へ。
法堂の天上には昨年 建仁寺創健800年を記念して双龍図が描かれておりその雄大で迫力満点の龍の姿に思わず息を呑みました。

 法堂に引き続き、開山堂へ向かいました。開山堂は非公開ですが、今回のために特別に参拝させていただきました。開山堂は栄西禅師の入定塔で、隣には明全さまの墓所もあります。参加者は手を合わせお参りし、その後 庭にある栄西禅師が植えられたと伝えられている菩提樹の実を拾わせていただき、思わぬお土産に参加者一同感激の様子でした。

最後に道元禅師ご生誕800年を記念して建立した顕彰碑をご覧いただき再度 道元禅師と建仁寺とのご縁を知っていただきました。
 
 歌舞伎の舞台となるのは永平寺と鎌倉ですが、若かりし道元禅師が修行された建仁寺を体感することで、時間を越えて道元禅師の気持ちやその時代の雰囲気を感じとっていただけけたのではないかと思います。
 参加者からも「有意義な一日でした」「貴重な体験を有り難うございました」との声を頂きました。






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