教えと心得

数珠(じゅず)をかけるのは、なぜ?

正式な数珠は玉が108個あり、「本連(ほんれん)」と呼ばれます。お釈迦さまは、人には108つの煩悩があるといわれました。それを断ちきるために一心に仏・法・僧の三宝(さんぼう)の名(みょう)をとなえながら108の数珠を繰り数えれば、仏さまのご加護がいただけるとされます。

曹洞宗では、仏・法・僧の三宝の名をとなえるとき、お経をあげるとき、回向(えこう)のとき、法要のときなどに数珠を用い、煩悩を消して身心を清浄にし、仏さまへの帰依(きえ)をあらわす法具としています。